疲れた時は湯船に浸かって目を閉じる。　思い出すのは、電話で告白した大学生の　こと　大急ぎで身体を洗い、湯船に浸かって　いると、母が電話を持ってきてくれた　急いで湯船から飛び出て脱衣所で　スマホを握ると入浴剤の甘い香りが　鼻をかすめた。　『◯君、あのね』　この気持ち、甘い香りに　乗せて貴方に届けたい。

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あの子の声が聞こえる。　あの子が目に入る。　あの子と目が合う。　あの子が笑う。　ぼくも笑う。　あの子からの返信がくる。　あの子が絵文字を使う。　あの子と話す。　あの子と会う。　あの子と遊ぶ。　ぼくは頭を下げる。　あの子はぼくの手を握る。

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めをとじてゆめをみる。　あたまのなかのぼくは、じゆうで　なににでもなれる。　そらをとぶ、じゆうにおどる、　そしてかがやくえがおのぼく。　めをあけておもう。　あしたのぼくも、　なににでもなれる。

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きょうのあなたをつつむはワタシ

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ありふれた湯船に　ただお湯を注ぐ　それだけで魔法がかかる　心を癒す魔法の箱舟　暑い日も寒い日も　楽しかった日も悲しかった日も　暖かい宇宙を旅する箱舟は　無数の泡と共に記憶を溶かしていく　一体どんな魔法があるのか　アルキメデスもわからない　魔法の箱舟は私を明日へと運んでいく　

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目をつむって　見上げてごらん　その心地よさに　きっとあなたは眠るから。　いつでも、どこでも　その心地よさが、あなたを癒してくれる　今日よりも　昨日よりも　明日からの自分を見つめて。　ゆっくり休もうよ。　おやすみ。

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キッチンでコーヒーを淹れている朝に　ご機嫌な様子で囀る鳥の声が　北東側の玄関先から聞こえてきた　みんなおはよう　気持ちのいい朝だね　今日も元気だ　空気もうまい　まるで　そんなことを言っているようだった　幸運な一日が始まりそうな予感

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お風呂あがったよと　必要以上に大きな声が　きしむ家に響く　そんな日々のこと　たまに思い出さないと　　だめになってしまう気がするのだ　今僕は　のぼせかけの頭で　歪んでいるのは夢かうつつか　わからなくなって　わからないことにして　小さなこの空間に　今日のぼくを充満させてみる　今日までのぼくも充満させてみる

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今日は日曜日なのに　きみはどうしてもお仕事に行かなきゃで　クーラーのない場所らしいから　帰ったらさっぱりできるように　わたしがとびっきりのサプライズを　用意しておくね　お料理はきみのほうが上手だから　わたしは癒し担当です

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ふんわり、ふわふわ　しゅわしゅわわ。　楽しい1日も、たくさん頑張った　1日も、お湯を注いで、　とぽんと溶かせば　Special happy.　針が戻せないなら、さぁ一歩。　すきを形にしてみよう。

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#詩を浴びよう

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