お風呂くらいゆっくり入りたいもんだ、　とため息。　息子と入るお風呂はいつだって窮屈。　のんびり歌も歌えない。　休日、1人で入った昼下がりのお風呂は　わたしを幸せにはしなかった。　あの窮屈なバスタブは　幸せで満ち溢れていたことを思い知る。　今日は早くお迎えにいこう、　息子とお風呂に入るために。

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そう、走るのよ。　森がわたしを呼んでいる。波風にのって　どこまでも青く飛ぶカモメのように。　彗星の如く駆け抜ける。　何にもわたしを止めることはできない。　明日への扉、切り開けるのはわたし。　三角フラスコのようなあなただけ。　自由なわたしを留められるのは。　　さあ、かしわばの異端児たち

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ゆらゆら揺れる透明なキャンバスに　今日は水色のインクをポチャン。　その一つの色は魔法のように色を変えて　その様子に私もどんどん　引き込まれていく　いつの間にか　エメラルドの水々しい緑のキャンバスが　私のもやもやを　スッキリ晴らしてくれていた

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鼻から吸い込んだ空気　肺がふくらむ　口から出ていく空気　体が沈んでいく　　じぶんの頬をさわってみる　ふれている　ふれられている　　じぶんを感じてみる

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香りがつなぐ 笑顔の輪　あなたから私へ　私から 誰かへ　安らぎ 不安 懐かしさ 　香りは思い出を引き出す魔法　明日はどんな香りと出逢うのだろう　香りがみんなを笑顔にする　香りがつなぐ笑顔の輪　

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ぽちゃん しゅわしゅわしゅわ　ちゃぷん　　どんな日の私も おかえりって　受け止めてくれる　お母さんの膝の上で　抱っこされてるような 暖かいところ　　ただいま 今度は私が受け止める番　五感を通して五臓六腑に染み渡る感覚を　深呼吸してしまい込む　もう少ししたらまた出発しよう

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そこにあるのは真っ白なキャンバス　ゆっくり目を閉じて自分色に染めていく　嬉しい色 悲しい色 ちょっと垂らして　泡立てたり　ふわっと浮かび プツッと消える　そこにあるのは真っ白なキャンバス

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仕事帰り　月の下を歩きながら　30にもなる女がこう思うのかと　お母さんに会いたい　お父さんに会いたい　台所に立ち、作るものはない　パソコンと食べるご飯は　美味しくなかった　キャリアウーマンは　かっこよくなかった

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家族とご飯を　いっしょに食べれる　幸せ　

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この泡は　妖精のキッチンで　泡立てられたミルクホイップ　この水は　神秘の泉から　湧き出てくるエリクサー　虹色チョウの鱗粉で　織られたきらめくタオルをまとい　鏡ににっこり笑いかけたら　私はバスルームのお姫様　

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#詩を浴びよう

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