雨が好きだ　私の涙と一緒に流れてくれるなら　　晴れが好きだ　私の心を溶かしてくれるなら　

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「君が願えば、君はいつだって　どこへでも行けるんだよ」　暗闇の中でひとりぼっちだった少女に、　少年はそう言った。　　子どもの頃、母が読み聞かせてくれた　この物語の結末は思い出せない。　　けれど、ワンルームの浴室の窓から　見える都会の夜空は、　いつだって私を結末のない空想の世界へ　連れていってくれる。

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ひみつにするから　聞かせてごらんよ　わたし以外　誰もいないよ　　あらら　初めまして　こんにちわ　出会えて嬉しい　　また何処かでお会いしましょう　　明日も会えたらいいのにな

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めをとじてゆめをみる。　あたまのなかのぼくは、じゆうで　なににでもなれる。　そらをとぶ、じゆうにおどる、　そしてかがやくえがおのぼく。　めをあけておもう。　あしたのぼくも、　なににでもなれる。

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『もう出る？』　「もう出るよ～」　ごしごし　じゃぶじゃぶ　　ぼくがざぶぅ～ん　あわあわ　ぶくぶく　　ぱぱがじゃばぁ～　　１、２、３・・・　あひるさんが流れていった～　１、２、３、４・・・　「もう出たい！」　「もういっかい！」　１、２、３、４、５、６、７、８、９、　１０！！！

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ねぇ。　　ねぇ。ねぇ。　みんなおいでよ。おまつりにいこうよ。　トシクン、アッコチャン　ヒロクン、カエデチャン　みんなみんなあそぼ。。。　わぁ〜。スゴイネ〜。　わぁ〜。キレイダネ〜。　カキゴウリたべよ。　イチゴにミルクをのっけ。　ホラ。ピンクいろだよ。　ツメタクテオイシイネ。　ワクワクしちゃう〜。

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湯船につかる、水面をすくう　指のすきまから落ちてゆく香り　きらきらが手のひらに残る　ひたひたと身体の外側をなぞる　尾骶骨がうずく、昔々のやわらかな記憶　まとった鱗の反射する光　飲み込むことは泳ぎ出すこと　従うことはしなやかに進むこと　まっすぐを確かめてゆく　深呼吸をする　と、少しだけ海のにおいがした　

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あなたは優しい泡を教えてくれた　キャーと言って　すべてのネコを脱ぎ捨てて　今日も私は地球に飛び込んだ　丸いクマの私につつまれて

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“ケーキ“　“ケーキ“　毎日その時を待つ甘く香しく　悩殺至極の一週間　“今“と湯船に入れる　香りは薄れ　月のようには見えない　なごり太陽　なごり向日葵　なんて聞いたことはない　でも　いいの　やさしく　やわらかく　いだかれて　何だか　心やすらぐ

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生まれる前の　遠い海まで　　この船の中で　目を閉じ　　おぼえている　誰も知らない　　やすらぎの　あの日のかおり　　今夜も　耳をすまし　　記憶を　静かに　思い出している

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#詩を浴びよう

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